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円錐角膜

北新宿の眼科『新宿眼科クリニック』(西新宿徒歩4分・中野坂上徒歩8分)の医師が、円錐角膜について詳しくご説明いたします。

円錐角膜について

円錐角膜とは、角膜が不規則な円錐形を呈する進行性の病気です。
ほとんどが、思春期に発症してゆっくりと進行しますが、ある程度の年齢で進行が停止する方がほとんどです。
現在遺伝性は明らかになっていませんし、はっきりとした家族歴も認められていません。
角膜に歪み(乱視)が生じるため視力が低下します。通常は両眼に発症しますが、左右の眼で進行の程度に差があることが多いです。
全身疾患としては、ダウン症、アトピー、骨形成不全症などがあり、眼科関連疾患では、春季カタル、水晶体偏位、コンタクトレンズ装用、目をこする癖などが言われています。

症状について

角膜が前方へ突出することにより、角膜の歪み(乱視)が生じ近視や乱視が進行して視力障害をきたし、不正乱視となります。
通常患者さんは、眼鏡が急に必要になったとか、メガネが合わないとか、今まで使用していたコンタクトが合わなくなったと訴えます。視力が低下します。
まれに角膜の突出が強くなると、角膜のデスメ膜という内側の層が破裂し、角膜内に水が溜まり角膜が突然白く濁る「急性水腫」という病態になると著しく視力が低下することがあります。
不快感と流涙感を伴いますが通常6~10週間で修復されて角膜の浮腫は消褪しますが、様々な程度の角膜瘢痕を残す原因になります。

当院での治療について

円錐角膜の程度は様々で、全例に手術が必要となるわけではありません。突出が軽度であれば、眼鏡やソフトコンタクトレンズの装用で良好な視力が得られますが、進行すると以下の方法が必要となってきます。

★ハードコンタクトレンズ:ROSE K2レンズ
特殊ハードコンタクトレンズを装用することにより角膜の不正な形状を矯正することで視力を向上させます。
当院では円錐角膜に対しハードコンタクトレンズROSE K2(ローズケー2)を多くの方に処方していますが、突出が激しい患者さんにはK2NC(ニップルコーン)などのタイプもあります。
このレンズの利点は、レンズの後面はマルチカーブにレンズがデザインされ、カーブと光学部が連動していることで、突出の程度が軽度~重度までの多くの症例で適合が可能です。
処方実績はROSEKレンズが日本国内で認可された2000年のスタート時点から、多くの患者への処方経験を有します。

外科的治療について

•角膜移植<海外からの輸入角膜は保険適応外、国内の角膜は保険適応>
関連施設の両国眼科クリニックでは、角膜移植専門医による日帰り移植が可能です。
突出の程度が高度の場合に適応になります。
昔は全層角膜移植(角膜の全層を取り替える手術)のみが行われてきましたが、最近は「パーツ移植」という概念が生まれ、深層層状角膜移植も行われるようになりました。
全層角膜移植は、層間の濁りが生じないため、手術後の視力の向上が良好である反面、手術中の合併症や手術後の拒絶反応の危険性などが深層表層角膜移植より高くなります。
一方で、深層層状角膜移植は角膜の内層は残し、それより表層の部分だけを移植する方法です。
手術中の合併症や手術後の拒絶反応は少なく、眼球の強度という面でも全層角膜移植より勝りますが、角膜の内層は0.02mm程度と非常に薄いため、高度な技術が必要となります。
また、急性水腫を生じた症例は角膜の内層が障害されているため、深層層状角膜移植の適応にならないことが多いです。


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